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Cute Movies

ユンヒへ

韓国から小樽へ。降り積もる雪の下に隠されていたのは、母とその初恋の女性が閉じ込めた恋の記憶——

2022年1月7日(金)シネマート新宿ほか全国ロードショー <br>(c)2019 FILM RUN and LITTLE BIG PICTURES. ALL RIGHTS RESERVED.
2022年1月7日(金)シネマート新宿ほか全国ロードショー
(c)2019 FILM RUN and LITTLE BIG PICTURES. ALL RIGHTS RESERVED.
ユンヒへ

監督・脚本:イム・デヒョン
出演:キム・ヒエ、中村優子、キム・ソへ、ソン・ユビン、木野花、瀧内公美、薬丸翔、ユ・ジェミョン(特別出演)ほか

2019年/韓国/シネスコ/カラー/105分/5.1ch/原題:윤희에게/日本語字幕:キム・ヨンヒ、チョ・ミンジョン、根本理恵/協力:loneliness books 配給・宣伝:トランスフォーマー 

作品概要

韓国から小樽へ。降り積もる雪の下に隠されていたのは、母とその初恋の女性が閉じ込めた恋の記憶——
東アジアに生きるふたりの女性の愛を描き、世界中で絶賛されたラブストーリー

2019年、第24回釜山国際映画祭のクロージングを飾り、2020年には韓国のアカデミー賞ともいえる青龍映画賞で最優秀監督賞と脚本賞を W 受賞した映画『ユンヒへ』の監督・脚本を手掛けたのは、長編2 作目となる新鋭のイム・デヒョン。岩井俊二監督の『Love Letter』にインスパイアされた本作ではロケ地を北海道・小樽に選び、二人の女性達が心の奥にしまってきた恋の記憶を描き出す。主人公のユンヒを演じるのは長年ドラマや映画で活躍し、昨年韓国で放送された大ヒットドラマ「夫婦の世界」では数々の賞も受賞したベテラン俳優のキム・ヒエ。日本人女性ジュンに『野火』や『ストロベリーショートケイクス』の中村優子。ユンヒの娘セボムに元I.O.Iのキム・ソへ、セボムのボーイフレンドにソン・ユビン、ジュンの伯母役に木野花、ジュンを慕うリョウコ役に『由宇子の天秤』の瀧内公美、ユンヒの元夫に「梨泰院クラス」などのユ・ジェミョンが配された。
登場人物の心情に優しく寄り添うような小樽の美しい冬景色と、ミステリアスに紡がれるユンヒの恋。
二十年前に、一体何があったのか? 控えめな言葉と降り積もる雪に隠されながらも、真実は物語が進むにつれて徐々に輪郭をあらわしていく……
これまで韓国では正面から描かれることが少なかった中年女性の同性愛と彼女達が経験してきた抑圧を真摯に描き出し、韓国の LGBTQ+コミュニティや女性達から熱狂的な支持を受け、2019年の釜山国際映画祭では、セリーヌ・シアマ監督の『燃ゆる女の肖像』やグザヴィエ・ドラン監督の『マティアス & マキシム』といった作品が顔を並べる中、クィアカメリア賞を受賞。同映画祭の審査員からは、「久しぶりに映画を見て、胸躍る経験をした。それが韓国で作られた女性たちの愛の物語を描いた映画だからなおさらだ」と絶賛された。尚、日本では2020年11月、第6回大阪韓国映画祭にて同タイトルで上映され、熱狂的に迎え入れられた。韓国で“満月団”と呼ばれるファンを生み出し、多くの映画ファンや批評家から絶賛と共感を集めた珠玉のラブストーリーがいよいよ日本上陸となる。

ストーリー

韓国で暮らすシングルマザーのユンヒが受け取った、一通の手紙。母の手紙を盗み見てしまった高校生の娘セボムは、自分の知らない母の姿をそこに見つけ、手紙の差出人であるジュンに会わせる決心をする。セボムに強引に誘われるかたちで、ジュンが暮らす小樽へ旅立つユンヒ。それは 20年前の自分と向き合う、心の旅でもあった―。

ロケ地・小樽について

登場人物の心象に重なる小樽の美しい風景も本作の見所の一つだが、監督と小樽との出会いは、2017年に遡る。岩井俊二監督の『Love Letter』好きの友人に誘われて、この地を訪れたのが始まりだ。
「私の人生で、あれほどたくさんの雪が降る所に行ったことがなかったので、とても新鮮でした。北海道を舞台にした日本の映画と言えば、『Love Letter』が代表的な作品ですが、小樽に行った時は『Love Letter』に限らず、北海道を舞台にした日本の映画やドラマの中に入り込んだような印象を受けたのです」
この旅の体験により、監督は『ユンヒへ』のロケ地を小樽に決めた。

「シナリオの構想はそれ以前からありましたが、ロケ地は決めていませんでした。雪がたくさん積もっている空間が必要だったので、小樽を旅した時にここだと思ったのです。劇中のキャラクターはすでに私の心の中で、長い間をかけて一人ずつ作られていましたが、小樽という空間がキャラクターを肉付けして現実的な人物にするうえで役立ちました」

『ユンヒへ』のクランクインは2019年1月20日、クランクアップは2019年3月2日、撮影日数は28日間だった。小樽での撮影は二回に渡って行われた。1度目は2019年1月20日から2月2日、2度目は2019年2月24日から3月2日まで。日本公開は、ちょうど3年越しとなる。
小樽の現場は、主に雪のせいで非常に困難だったと言う。監督は、「今でも小樽での撮影を回想すると、重いブーツを履いて、スコップを持って雪かきをしたことが真っ先に頭に浮かびます」と当時を振り返る。。